健康保険ガイド

用語解説

保険者とは?

健康保険組合のことを指します。健康保険事業を運営するために保険料を徴収したり、保険給付を行ったりする運営主体のことを『保険者』といいます。

被保険者とは?

健康保険に加入し、病気や怪我等をした時などに必要な給付を受けることができる人のことを『被保険者』といいます。
適用事業所に使用されている75歳未満の人は、国籍・性別・賃金の額などに関わらず被保険者となります。

被扶養者とは?

親族の範囲や被保険者によって主として生計を維持されているかなど、法律で定められた基準を元に認定された家族を『被扶養者』といいます。
下図のような範囲で定められています。

図1・生計維持関係図

被保険者と同居・別居いずれでもよい人

75歳未満で、被保険者の直系親族(父母、祖父母など)、配偶者(内縁関係でもよい)、子、孫、兄姉弟妹

被保険者との同居していることが条件の人

75歳未満で、上記以外の3親等内の親族(伯叔父母、甥姪など)、内縁関係の配偶者の父母や子

認定条件

認定されるための条件の一つである「主として被保険者の収入で生計を維持している」状態とは、次の基準(下図)をもとに判断されます。
ただし、機械的に一律に適用されるのではなく、生活の実態とかけ離れるなどの妥当性を欠く場合には、実情に応じた認定が行われます。

図2・認定条件図